私の絵本体験記

「絵本フォーラム」111号(2017年03.10)より

「絵本が届けてくれる幸せ時間」

松田 絵里 (岡山県倉敷市)

絵本が届けてくれる幸せ時間 私には、この春から小学生になる6歳の双子の息子がいます。寝る前に「今日はこの本にする!」と、二人がそれぞれ読みたい本を持って私の両脚にちょこんと座るのが日課になっています。そんな寝る前の絵本タイムは、毎日フルタイムで働いていて子どもと接する時間が満足に取れない私にとって、一日のうちで最もかけがえのない、あたたかい時間になっています。

  昔、私が幼い時に母が読み聞かせをしてくれていたのですが、記憶に残っているのは内容や絵本の題名よりも、母の声でした。優しい母の声が大好きで心地よかったのを今でも覚えています。また、元々絵本が好きだったこともあり、13期生として『絵本講師・養成講座』を受講しました。今では絵本の魅力にはまり、絵本の読み聞かせが子どもたちだけではなく私自身の心までを豊かにし続けてくれています。絵本の魅力はまさに無限ですね。

 最近、息子二人がはまっている絵本は、『ダンプえんちょうやっつけた』(古田足日・田畑精一/作、童心社)です。友達と力を合わせてダンプえんちょうをやっつけるために色んな作戦を繰り広げていく内容がとても面白いようです。絵本に出てくる海賊船をまねてか、実際に自分たちの2段ベッドを船に見立てて探検ごっこをしていました。子どもは想像力と冒険心の塊だなぁと感心しました。

 絵本が子どもの想像力を育み、生き生きと生きていく後押しをしてくれている、そんな気がしてなりません。本当にありがたいことです。これからも絵本とともに親子共々成長していきたいと思います。
(まつだ・えり)


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