私の絵本体験記

「絵本フォーラム」114号(2017年09.10)より

「娘との絵本のある毎日から」

曽我 幸恵 (神奈川県厚木市)

そが さちえさん 娘と絵本のある生活をしていると、絵本の世界の奥深さ、果てしなさと、出版から数十年経っても古さを感じさせない絵本の不思議な魅力に改めて驚嘆する毎日です。

  2歳の娘が今好きな絵本は、『どろんこハリー』(福音館書店)、『ダンデライオン』(福音館書店)です。ハリーがダンスする場面では同じように踊っています。

  子どもが生まれた直後は、「赤ちゃんから絵本を読む」=「教育ママ」というイメージが私にはあり、まだ早いと正直思っていました。生後2か月頃たまたま手にした育児雑誌に絵本の付録がありました。そこには親の声で読み聞かせると赤ちゃんが喜ぶという解説が書かれていました。半信半疑で試したところ娘が反応し、そこから親子の絵本生活が始まりました。1歳前後の頃は歩くことが楽しく何にでも興味津々で、絵本を読んでも聞いてくれないこともありました。しかし今は、私を家事から引き離したい時やまだ寝たくない時に絵本を持ってきたり、一人ページをめくりお話をし始めたり、と絵本が大好きです。また、少しずつ娘の読みたい絵本が変化することや前から読んでいる絵本への反応の違いに日々の成長を感じています。

  自分の子どもの頃を振り返ると、母も絵本を読んでくれたり図書館や古本市に連れて行ってくれたり絵本が身近にあったことを暖かな気持ちとともに思い出します。

  これからも絵本を通して娘の成長を見守り、今この一瞬一瞬を楽しんでいきたいと思います。(そが・さちえ)


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