現在11歳の長女に読み聞かせを始めたのは、生後４カ月のころでした。『じゃあじゃあびりびり』に始まって、「こぐまちゃんシリーズ」など、成長と興味に合わせていろいろと読み聞かせていました。そのうちに長女は小学校へ進学し、自分で本を読めるようになってくると、読み聞かせの中心は三つ年下の長男へと移っていったのでした。
長女は家に読む本がなくなると、学校の図書室や移動図書館からシリーズの読み物や物語を借りて、熱心に読んでいましたから、私は安心して本人に任せていました。
しかし、３年生、４年生と学年が上がるにつれて、様子が違ってきたのです。借りてくる本が「マンガで読む○○」になってきたのです。ショックでしたが、３人目が生まれてバタバタしていたので、「何とかしなければ!!」と思いながらも、なすすべもなく日々が過ぎてしまいました。
５年生になっても、手にするのは漫画ばかり。焦りを感じた私は、思い切って「こぐまコース」を購入しました。初めは嫌な顔をしていた長女でしたが、徐々に自分から次の本を選ぶようになり、学校からもまた文庫本等を借りてくるようになったのです。漫画も息抜きにはいいけれど、やはりおやつ程度にしてほしいものです。それには親の働きかけがまだまだ必要なのだと感じました。
もうすぐ３歳になる次女の朝は、「お母さん、こっち来て絵本よんで！」の一言から始まります。これから幼稚園、小学校へと上がり、親の手を離れても、一緒に本を読むひとときを少しでも長く楽しみたいと思います。
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