リレー

絵本の良さ・大切さが強く心に残った講習会
(兵庫・社会福祉法人神戸市須磨区社会福祉協議会・小田桐 和代 )


 
 児童館は乳幼児とその母親が毎日 20組〜50組来館します。

 親子で遊んだりお母さん同士で交流できるクラブやサロンは、親子が育ち合う仲間と出会える場と同時に、育児不安の解消やストレスの発散の機会にもなっています。

 朝の児童館は、笑顔で元気に来館する親子がいる一方、中には疲れた様子で子どもと目線を合わそうとしない母親もいます。 24時間待ったなしの子育て、夫の協力が得にくく母親一人で子育てしなくてはならない状況の時に、誰かに支えられるという環境が必要になります。

 そんな母親たちを支えるために毎日奮闘している児童館指導員対象に、先日絵本講習会を行いました。もともと絵本には興味があり、保育にも活かしたいと日々思っている指導員ですが、森先生の講話「心を育てる絵本」をお聞きして、絵本の魅力を再認識できました。

その感想の中から・・・

○『ちょっとだけ』の絵本を森先生に読んでいただいた時、幼かったわが子のことを思い出して涙がこぼれそうになりました。必死で子育てしているお母さんに是非勧めてあげたい絵本です。

○「だいすきだよ」が何度も出てくる『ちびゴリラのちびちび』は私も大好きです。普段の生活の中でも子どもへの声かけで、子どもを受け入れる言葉をたくさん使ってもらえるように保護者へ伝えていきたいです。

 絵本の良さ大切さが強く心に残った講習会でした。

絵本フォーラム62号(200年01.10)より

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