はばたきの会交流会


<2016年度・第2回絵本講師の会 東京交流会報告> 
(2016/11/27・八重洲ホール)


絵本講師の会 東京交流会に参加しました

司会 澤美代子
 2016年度第2回「絵本講師の会」東京交流会は、11月27日(日)東京八重洲ホールに約25名の絵本講師が集まり開催されました。澤美代子さん(東京8期)の司会により、あたたかな雰囲気につつまれながら交流会が始まりました。挨拶 森ゆり子

 まず、森ゆり子理事長のご挨拶に始まり、交流会前日には13期「絵本講師・養成講座」(東京会場)第4編が行われたことや14期の募集についてのお話しがありました。  次に、出席者の自己紹介。1人1人がお名前と住んでいるところを伝えました。

 支部紹介 鈴木哲子 支部紹介では、まず司会の澤美代子さんより東京都世田谷区を中心に活動されている『絵本で抱っこ』について、他にも埼玉県近辺で活動をされている『おうちで絵本』、山形県で活動されている『絵本講師の会やまぶき』などのご紹介がありした。支部会に入ることによって、お互いに補佐をしあうことができ、より充実した絵本講師としての活動を行うことができることを感じました。

 続いて、「絵本講座への道」として野口弥生さん(東京5期)よりお話しがありました。野口絵本講師への道 野口弥生さんは絵本講座を行うにあたって、事務局に相談したり、近隣の幼稚園・保育園に電話をしたり、地元の集まりにも積極的に参加され、人脈を築いて絵本講座開催をされた、というお話をされていました。「目の前の人を大切に」というお話しが大変印象的でした。

 

講座実演 岡野悠子 岡野悠子さん(東京11期)からは「絵本講座 保育園保護者対象」としてお話しをしていただきました。神奈川県横浜市にある認可保育園にお勤めの岡野さんは、日々、子どもたちに絵本の読み聞かせをされているそうです。保育園児がどのような様子で絵本を聞いているのか等の日常の様子や、卒業制作で子どもたちが作る自主製作絵本を見せてくださいました。また、普段お仕事をされていて多忙な保護者の皆さまに、おうちで絵本を子どもたちに読んでもらうために、岡野さんがどのような声かけをされているのか等のお話を伺いました。

お昼休憩をはさんだ後は、「出版界のお話し 絵本」として後藤修平さん(東京11期)よりお話出版界のお話 後藤修平しがありました。後藤さんは童心社に勤務されており、出版業界の現状や児童書・絵本の販路、近況など、普段ではなかなか聞くことができない出版社にお勤めだからこそのお話しをしてくださいました。童心社は、「子どもが好きな絵本を作って売る」という理念を持っており、子どもの心の育ちを考え、作者の自己表現や売り上げや利益重視としない絵本制作をされているそうです。絵本講師として、童心社の考えに共感された方から大きなうなずきが起こった場面でもありました。

講座実演 池田加津子 池田加津子副会長から「絵本講座 ボランティア対象」としてお話しがありました。『「伝えること」と「伝わること」は異なる』というお話しがありました。参加者全員で「あー」と声を出してみるなど、実践を通しながら学ぶ時間となりました。

 学びを経た後には、グループワークの時間となり、4つのグループに分かれて、お互いに、絵本講師として行っていることや今まで講座を行ってきた中での学びや、本日の講座について、語り合いました。私がグループワークいたグループでは、澤さん、後藤さん、千葉市で活動されている松本美智子さん、岡崎市で活動されている香川美香さんとそれぞれの活動状況を話し合ました。また途中からは森ゆり子理事長や川崎市で活動されている中田朋子さんも加わり、『松谷みよ子 赤ちゃんの本 いないいないばあ』(文/松谷みよ子、絵/瀬川康男、童心社)の絵本についてのお話しを後藤さんから伺いました。

 様々な立場の絵本講師の方々からお話しを拝聴することができ、大変貴重な学びの場となり、有意義な時間となりました。 (あいだ・なつほ)

 

(交流会リポート・あいだ なつほ・東京12期)あいだ なつほ

 


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