「仲間の存在や新しい出会いを常に感じることができる交流会開催に感謝して」
今年度1回目となる絵本講師の会(はばたきの会)東京交流会が2017年5月28(日)、東京八重洲ホールにおいて開催されました。30名ほど集まったなかで3分の1以上は昨年「絵本講師」になられた13期生の方々でした。
私自身も絵本講師として初めの一歩もなかなか踏み出せずにいますので、13期生の熱心な質問に同じようにうなずき、先輩講師の方々の頼もしいお言葉をたくさん心にとどめさせていただきました。簡単に本日の内容を報告させてただきます。つたない文章で読みにくい部分もあるかとは思いますがどうぞよろしくお願いします。
司会は中田朋子さん(東京7期)。
いつものように森ゆり子理事長の優しい声でのご挨拶に始まり、本日集まった全員1人ずつの自己紹介を行いました。○期 名前 お住まい の簡単な挨拶なのですが、声・テンポ・表情にもそれぞれ個性が感じられ、それを聴いている周りの方々もとても温かいまなざしをされており、自己紹介だけでこの講座を学ばれた方々のお人柄を感じることができました。
自己紹介と支部紹介のあとには、中村利奈さん(芦屋2期)がまとめてくださった「絵本講座をする前に」という文章を、大長咲子さん(副会長)が。広報活動から絵本講座を開催するまで、講座終了後の事務局への報告の方法などが書かれたものに皆で目を通し、重要ポイントなどを確認させていただきました。絵本講師としてどのように活動を進めていくか迷われている方もたくさんいらっしゃると思います(私も含め)。そのような方にとってこちらの「絵本講座をする前に」はぜひしっかり読んでいただきたいものだと思います。
本日は講座実演として、午前に1つ「親子同伴対象:30分」午後に2つ「プレママ・プレパパ対象:15分」「幼稚園の保護者対象:50分」を聴かせていただきました。
親子同伴対象講座では、手遊び、わらべうたを上手におりこみ、お母様達に読み聞かせの大切さを伝えながらも、子ども達が飽きずに楽しめるような講座の流れになっていました。子ども同伴の講座ではなかなかお母様達がお話に集中できない現状も考慮され、レジュメを細かく丁寧に作られており、ご自宅に帰られてからゆっくりと本日の講座を振り返られるようにされているのも、今回講座をしてくださった市川洋美さん(東京8期)の細やかなお人柄がでていました。
プレママ・プレパパ対象講座は、中井美香さん(東京13期)がおこなってくれました。昨年度講座を終了されたばかりとは思えないステキな講座でした。読み聞かせの大切さとともに読み手の愛を伝えるという読み聞かせの素晴らしさを、これから親になるお母さんお父さんの負担にならないような柔らかい声と言葉選びで語りかけてくださいました。
幼稚園の保護者対象講座は、たさききょうこさん(東京12期)がおこなってくださいました。絵本作家もされているたさきさんのレジュメ(絵本と子どもとおかあさん)はイラスト入りで書かれており、そのレジュメを見ると講座のずっと後になって見返してもどんなお話をされたかすぐ思い出せます。3人のお子様の子育ての中に絵本が息づいている事、大きくなった子ども達からの思いがけない言葉で子ども達の心の中に気づけた事。そのひとつひとつのエピソードが心の深くに響くとともに、絵本の読み聞かせは子どもと親の心をしっかりとつなげるものだと再確認させていただきました。
3つの講座とも、語りかけ方、言葉の選び方、選ぶ絵本などそれそれ違うのですが、それぞれの大切にされている事がしっかり伝わるすばらしい講座でした。絵本講座で学んだことは同じでも、こんなに個性豊かな講座になるんだという驚きと感動を強く受けました。本日の講座実演を拝聴できて本当によかったと思います。
午後の講座実演の後は4つにわかれてのグループワークを行い解散となりました。
グループワークでは絵本講座をされてる方のお話をたくさん聞かせていただき、忌憚なくたくさんの質問をさせていただきました。絵本についての意見交換やそれぞれの絵本との関わり方にまで話は広がり、とても刺激を受けることができました。
東京交流会に参加することで、講座が終了しても仲間の存在や新しい出会いを常に感じることができます。このような場があることに感謝しています。
(交流会リポート・あんどう・のりこ・東京12期)
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