わが家には、5歳と3歳の男の子がいます。私自身、幼い頃から本が大好きで、日本昔話、アンデルセン童話から始まり、いろいろな本を読んできました。
自分の子どもも「本好きになってほしい」、と思っていたのですが、いざ子どもが生まれるとなかなか本屋に行けず、たとえ行ってもウロウロする子どもに気が取られ、子どもはキャラクター本を欲しがるという状態でした。なにより本棚に並んでいるたくさんの絵本から選ぶという作業は大変で、迷いに迷って結局何も買わないで帰るということが何回かありました。
そんな時、育児サークルで『ほるぷフォーラム』の絵本講座があり、「これだ!」と思い、こりすコースを購入しました。いろいろなジャンルの本がいっぺんに44冊もきて、どれもこれも面白く、絵本再発見!という感じで親の私の方が喜びました。
それから長男は夜寝る前、必ず「絵本、読んで」と2〜3冊持ってくるようになりました。『どんぐりひろぱの12つき』『こぎつねコンチ』がお気に入りで、四季の移り変わりというものを以前よりも身近に感じるようになりました。実際の自然にふれながら、本の中でも体験して少しづつ自分の中にいろいろなことを吸収しているように思います。疲れている時は「あとでね」と言いたくなるのですが、本を手にお願いされると読んであげたくなります。読んでいると親の私も穏やかな気持ちになるのは不思議です。
『ほるぷこども図書館』の絵本がきて10ヶ月、テレビをつけている時間が短くなったのは良いことのひとつです。親子で時間を一体となって共有でき、話題も広がる、会話も増え、絵本はなんていいものなのでしょう!
外で虫や花を見て、帰ってきて図鑑で調べて嬉しそうにしています。将来、読書の世界が広がってくれることを希望してやみません。それまでは私の声で楽しさ、面白さを伝えたいと思います。
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