現在２歳９カ月の息子の七海人は、とてもおしゃべりです。「男の子は言葉が遅いと言うけど、早いね」と周りの人からよく言われます。本人の性格や私の遺伝もあると思うのですが、やはり絵本の影響が大きかったと思っています。
ほるぷフォーラムと出会ったのは、七海人が６カ月くらいのころ、当時参加していたサークルでした。何冊かの絵本の読み聞かせの中、『いない いない ばあ』を興味深くじっと見つめる七海人。また、『くだもの』では、「なんてきれいでおいしそう」と私が気に入りました。このような絵本の世界を体験させてあげたいと、そのとき強く思いました。
それから絵本の読み聞かせが始まりました。いろいろな、そして厳選された絵本を私が読み、それを七海人は聞きながら（勝手にページをめくったり、破ったりもしていましたが）、たくさんの絵を見る。何か感じたり、確認したりしながら、多くのことを自然に覚え吸収して、言葉につながっていったのだと思います。
おしゃべりする今では本が大好きで、自分で本をめくり、お話を作ったりしています。また、生活のあちこちで本の場面が登場します。本の世界と現実が重なることで、七海人の世界もさらに広がり、親子で共感もできます。
そして、絵本は、大人の私も楽しませてくれます。すてきな絵を見たり、子どもの気持ちに戻ったり、教えられたり、子どものものだけではありません。今さらながらに「絵本の力ってすごい」と感じています。
これからもたくさんの絵本に親子で出会っていきたいと思います。
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