絵本講師養成講座

報告者
報告者 大長 咲子(芦屋1期)
芦屋1期
大長 咲子
第1編 〜 開講式 絵本について 〜
2015年04月25日(土)芦屋 ラポルテホール
主催:NPO法人「絵本で子育て」センター  共催:ほるぷフォーラム社
協賛:岩崎書店・偕成社・金の星社・こぐま社・鈴木出版・童心社・福音館書店・ほるぷ出版・理論社

新たな学びへの期待と熱意に包まれて

 第12期「絵本講師・養成講座」が4月25日(土)、兵庫県芦屋市ラポルテホールにて、開催されました。外は初夏を思わせる陽気でしたが、会場の中も受講生の皆さんの今日から始まる新たな学びへの期待と熱意で活気に満ち溢れていました。

挨拶・森 ゆり子理事長午前中の開講式では、森ゆり子理事長があいさつされ、この一年の学びによって受講生の皆さんがどんどん素敵になっていかれることを挨拶・大長咲子副理事長確信しています、と述べられました。

 次に大長咲子副理事長のあいさつの後、

 

 

 

小田由美さん(芦屋9期生)と浅越佐知子さん(芦屋7期生)から先輩としてこの講座への向き合い方や、楽しさなどを自身の経験に基づいたエピソードを交えお話ししてくださいました。 

祝辞 小田 由美氏 祝辞 浅越 佐知子氏

 続いて、こぐま社の吉井康文氏は、まず『うめぼしさん』(かんざわとしこ/文、ましませつこ/絵、こぐま社)祝辞・吉井康文氏の読み聞かせをしてくださいました。リズムの良い文章と吉井氏の優しい声に受講生の皆さんは「読んでもらうことの心地よさ」を再確認されたようでした。また、現代の子どもたちの環境や家庭に言葉を取り戻すことの大切さを語られ、これからの受講生の学びにエールを贈ってくださいました。

 午後からは今年100歳を迎えられたジャーナリストのむのたけ記念講演・むのたけじ氏じ氏が「絵本とジャーナリズム」と題して講演をされました。

 

約80年に及ぶジャーナリストの仕事を通して様々な問題を考えてきたけれど、幼い子どもに関する問題を真剣に考えだしたのはここ数年で、幼児期というものが本当に尊いものなのだと分かった時に、今までの自分の態度を深く反省したと正直に告白されました。そして、現代の社会で次々に起こる青少年の凄惨な事件や、日に日にキナ臭くなる日本の政治や世界情勢など、様々な角度から子どもたちの今ある現状、講義・藤井勇市専任講師そして、子どもたちが平和な未来に生きられるように私たち大人がするべきことは何であるのかを熱く語ってくださいました。

女子中学生に初恋の話を質問されたエピソードなどを茶目っ気たっぷりにお話してくださいましたが、何時、誰に対しても同じ視線で心を込めて人に向き合うむの氏の人柄が垣間見え、会場も温かな空気に包まれました。

 

 

グループワーク

その後のグループワークでは、それぞれのグループで、むのたサイン会・むのたけじ氏けじ氏の講演の感想や、子どもたちを取りまく環境の変化(メディアやスマートフォン等)、また自分自身が家庭や地域で行ってきた読み聞かせについてのことなど、様々な話題で活発な意見交換が行われていました。


 

(だいちょう・さきこ)


受講生の皆さん
受講生の皆さん

第12期「絵本講師・養成講座」
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