「絵本フォーラム」第27号(2003.3.10) |
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『こわがりハーブえほんの オオカミにきをつけて』 (ローレン・チャイルド作・ なかがわちひろ訳/フレーベル館) ハーブは毎晩読んでもらう『赤ずきん』のオオカミとその絵本の裏表紙にいる小さなオオカミを怖がっていたが、ある晩、絵本から2匹のオオカミが飛び出してしまう。ハーブは『眠り姫』の絵本からゼリーを、『シンデレラ』の絵本から親切な妖精を出して難を逃れようとする。コラージュがおしゃれな絵本。 |
『よるわたしのおともだち』 (いまえよしとも文、長新太絵、/BL出版) |
『かげぼうし』 (安野光雅作/冨山房) 影法師の国の見張り番の男は、雪の町にいるマッチ売りの少女のマッチを買って影を作る。町の人もマッチを買い始めるが、やがて二人を町から追い出し、二人は影法師の国に逃れる。絵本の左右のページに、それぞれ彩色された少女の町とシルエットの影法師の国が描かれ、美しい。1976年の新装版。 |