![]() 「絵本フォーラム」第105号(2016.03.10) |
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「わたし」は食べるのが遅いので、両親が食べ終わっても一人でごはんを食べています。そんな時、飼い犬のドンが大きな口を開けて、えさをがぶがぶ食べ、犬用のガムをガジガジかんでいるのを見て、「わたし」もスルメをガジガジかみ、ごはんの時は大きな口を開けて食べます。大きな口を開けたドンの様子やスルメを食べる「わたし」の表情の絵がユニークで、大阪弁の「わたし」の語りと相まって味わい深い絵本になっています。 |
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たくさんのごちそうをいつも一人で食べていたノネコは、狸みたいに大きくなり、寂しくて山を下りてきました。子犬がノネコに向かって走ってきたため、ノネコは土管に隠れましたが、体が抜けません。夜になると、大勢の猫たちが土管の周りに集まってきて、集会を始め、白猫のお嬢さんの歌に合わせて踊り始めました。ノネコも土管の中で体を動かしました。版画の絵が夜に集まる猫たちの様子をユーモラスに表現しています。 |
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マメと呼ばれているものにはいろいろな形、色、種類があります。この本は、ダイズ、アズキ、エンドウなどの花や根っこ、モヤシの正体、八百屋さんで売っているさやのあるマメなどのよく知られたマメから、カカオ豆やコーヒー、ヒメモダマという世界一大きなマメなどの変わったマメ、野原やジャングルのマメやマメの花などが写実的な絵で紹介され、マメの多様さ、美しさが楽しめます。 |