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「絵本フォーラム」127号 |
「絵本講師・養成講座」について 画一的ではなく多様性が魅力(報告 中村 利奈) |
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* * * 第ーに感じることは多様性”です。毎年100名前後の受講生が第ー編〜第6編までのカリキュラムを学んでいますが、性別、年齢、職業、目的など様々です。 幼稚園や保育園、 学校の先生がご自身のスキルアップのために受講されることもあれぱ、子育て真っ最中の方がご自身の子育てに活かすために受講されることもあります。また、出版関係の方や図書ポランテイアをされている方など、実に様々な方が日本中からいらっしゃいます。海外からDVD受講をされている方もおられます。 その方たちが、さらに多様性”のある講師陣から学んでいきます。詩人、翻訳家、絵本作家、児童文学者、元出版社社長、医科大名誉教授などなど。絵本と子育ての周辺におられる各分野の専門家の方々から、それぞれ、その方だからこそ発信できる充実した内容を聴<ことができます。さらに各講義とは別に、第1巻〜第5巻までのテキストもあります。「絵本について」「読み聞かせについて」「絵本講座について」 など、それぞれより深く学ベる内容です。 ただ、それらは全て”画一的”ではありません。これが私の感じている第2のことです。講師陣の講義、テキスト共にそうですが、それらを聴 * * * 多様性”と”画一的ではない”ということ。この二つが重なることにより、養成講座を修了した絵本講師たちの活動は、とても幅広いものです。「絵本講座」と一口に言っても、そこに講師の個性と各々の深い学ぴが加わり、それぞれの講座はどれ一つとして同じものではありません。「子育てに絵本を役立てて欲しい」という基本的な想いは皆同じで このような講師を育てていく「絵本講師・養成講座」、そして修了した絵本講師たちの「絵本講座」 をお近くで機会がありましたら、ぜひ参加してみていただきたいと思います。
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