わが子にいつから絵本を読み聞かせていたのか思い起こしてみると、お腹にいるときからでした。
何を読もうかといろいろ考えた末『ピーターラビットのおはなし』(ビアトリクス・ポター/さく・え、いしいももこ/やく、福音館書店)を読んでいたことを懐かしく思い出します。
9歳と6歳になる息子のどちらかがその本を読んでほしいと、もってきた時に思わず「これ、おにいちゃんがお腹の中にいたとき読んだ本だよ。おぼえている?」と聞いてみました。
たぶん覚えていないと思うのですが「うん、そうだよ」という答えを聞き、私はいつしかこの子達が親になったとき子どもに絵本を読んでいる姿を想像して幸せな気分で絵本を読みました。
小学生になった長男は外で過ごす時間が多くなり夜絵本を読むときぐらいしかゆっくり一緒にすごせなくなりました。
私はまだまだ一緒に読みたい本がたくさんありますが、自分でも読めるようになってしまい少し残念な気持ちです。
幼稚園の頃にはいつまでも絵本の絵を読んで欲しいのであえて字を教えなかったのですが……次男はまだ絵本を読んでもらってからでないと夜眠れませんが、途中で寝てしまうと翌朝続きを読むこともあります。
私にとって子どもたちに絵本を読んでいる時間が最高に幸せで、涙なくして読めない絵本は 2人とも私の顔と絵本の両方を見ながら真剣に聞いています。
このような子どもと共に感動できるすばらしい絵本にこれからもたくさん出会い続けていきたいと思っています。 |