私は、7月10日の賛助会員交流会のお知らせをいただいた時から、この日を心待ちにしていました。
まだ私自身は残念ながらご報告する事がひとつもないのですが、「又、皆さんに会える!お話がうかがえる!」という期待と喜びでいっぱいだったのです。このような機会を準備くださいました「絵本で子育て」センターのスタッフの皆さまに感謝申し上げます。

交流会  私たちの心には、テキスト第3巻・第5巻に出てきた「バタフライ効果」(どんな小さな力も大きな結果を生み出す可能性を秘めている)という言葉が深く刻み込まれたのでしょう。久しぶりに兵庫県芦屋市に集まった賛助会員の方々から、「小さな羽ばたきに過ぎませんが…」とか「まだまだうまく飛べませんが…」といった表現が聞こえていました。

あの日、背中に一対の小さな翼を持った私たちは、確かに各々の生きる場に向かって飛び立ちました。一つの事を成し遂げた(実は始まりだったのですが)充足感に満たされてはいたものの、心は不安ではち切れそうでした。

あれから、4ヶ月。再び集まった賛助会員の年令、経験、職業は様々。ただ一つ、“絵本には大きな力、可能性があるのだ”という共通理解をもとに、一年間共に学んだ「同志」でした。

今回の交流会は、大きな意味があったと思います。というのも、駆け抜けたような一年間で、私たちが互いに話し合ったりする機会が少なかったため、今回はじめて、ゆっくりと名前と顔を一致させながら、交流を深めることができた気がしたからです。

交流会のプログラムとしては、まず今年度行われている第2期「絵本講師・養成講座」の経過について森理事長から紹介されました。第1期生の中からも10名が特別聴講生として参加し、スタッフとしてお手伝いをしているというお話もありました。次に藤井氏から「絵本講座講師」としての考え方についてと題し、実際に起こりうるトラブルや抱えうる問題点の指摘もありました。一方的なお話ではなく、私たちの体験談や意見も交えながらチラシの作成など、今後考えていかねばならないことについても活発な意見交換が行われました。そして、昼食をはさんで、皆さんの活動報告を興味深く聞きました。

交流会  絵本講師として一歩踏み出した者、まだその機会のない者、様々ではありますが、もとよりそれぞれの場から集まった者たちです。
帰って行く所も色々で、これは終点でなく、まさに出発点なのです。
季節が変わるたびに、仲間に又出会えることを楽しみに、「私の羽ばたき」を大切に“絵本で子育て”のメッセージを発信して行こうではありませんか。
では、次は又、秋に。

(賛助会員・絵本講師 米田郁子)



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