<2009年度・第1回交流会報告(芦屋市民センター・2009年4月11日)>

 「はるがきた〜はるがきた〜」  80名の若々しい歌声とともに、今年度最初の交流会は4月11日午前に幕を開けました。カーテンを揺らす気持ちのよい春風が、さらに参加者の心をさわやかにゆったりとさせてくれます。

 森ゆり子理事長、井下陽子はばたきの会副会長の挨拶に始まり、芦屋2期生の池田加津子さんによって、今回、会則に一部改訂があったこと(第5条 会員について・第6条 会費について・第7条 支部について)の説明、“新幹事候補の紹介と承認”、と進められました。
いよいよ今年度も本格的に動き始めたのだと実感させられ、心がピリッと引き締まった気がしました。

 参加者の簡単な自己紹介の後は、芦屋3期生の舛谷裕子さん(はばたきの会新副会長)による活動報告です。
昨年度に西宮支部を立ち上げ、一ヶ月に一度メンバーが集まり、絵本の勉強をしたり、活動計画を立てたり、打ち合わせをしたりしている。また必ずいつも「絵本で子育て」センターのパンフレットや HPを印刷したもの、名刺など一式を持ち歩き、機会を見つけてはPRしている、とのことで、そのほかにも講座のセンターへの報告の仕方、支部結成の際の手続き方法など、絵本講師になりたての5期生の方々は特に大きくうなずきながら、メモをとっておられました。

 午後の部トップは、待ちに待った九州理事松本直美さんのミニ「絵本講座」です。

 「第一歩をふみ出すために」と副題もあるように、講座をする上での注意点やヒントを惜しげもなく、時には笑いも交えながら私達に教えてくださいました。

 インパクトのある絵本を最初に読んだり講座の中で聴衆に質問をしたりすることで聴衆の心を引き付け飽きさせない工夫をしていること。
また講座中に頭が真っ白になってしまった時は(大先輩の松本さんでもそういうことがあるのですね!)横に積んで置いた“いざという時のための絵本”を読み、その間に心を落ち着けたり話を思い出したりするということ。すぐにも役立つ話ばかりです。

 最後はグループ懇親会。 今回は5期生の方々が多く参加されていて、「修了したものの、どう活動していいかわからない」「自信が無い」といった声が多かったのですが、その一方で皆さん、ご自分の足元をしっかり見つめていらして、会話の中でそれぞれが自分で答えを見つけていらしたように感じられました。
時にはあせりを感じることもあるものですが、一人一人はばたきの大きさや速さは違います。“みんな違ってみんないい”のですよね。

 「絵本で子育て」センター初の絵本『きつねやぶのまんけはん』(中川正文 文・伊藤秀男 画)ももうすぐ出版されるという藤井勇市代表からのうれしい報告の後、大長咲子はばたきの会副会長の閉会のあいさつで交流会は終了。

 絵本講師としての基本的な心構えの再確認・スキルアップ・会員どうしの交流と、心がいっぱいに満たされ元気の出た一日でした。

 この日、芦屋川流域の桜は満開。センターにも、私達講師それぞれにも、そしてすべての子育て中の大人と子ども達にも、心からの笑顔で「はるがきた〜」となりますように。そのためにも、自分が出来ることから、さあ!また!はばたきましょう!

報告・ 田中八潮 (芦屋1期生・たなか・やしお)



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