<2009年度・第1回 福岡支部交流会報告> 6月6日(土)早良市民センター

 今回は 森理事長、藤井副理長をお迎えし、松本理事と講座を修了した5期生9名を含む20名が参加しました。
6期の福岡会場の「絵本講師・養成講座」が残念ながら開催できなかった事があり、「次回の開催に向けあきらめずPRしていきましょう。」という森理事長の励ましのあいさつに始まり、「絵本で子育て」センター初の絵本『きつねやぶのまんけはん』と、森理事長の講演録『絵本をよんであげましょう』の出版という、明るい報告もありました。

 松本理事による会則説明と、参加者の自己紹介・近況報告の後は福岡3期の大久保 笑香さんのミニ講座でした。
40年前、共働きで忙しい中、「寝る前の絵本の読み聞かせの時間だけが子どもと共にいる時間だった」と、お子さんに何度も読んだという 『モチモチの木』と、「子どもをしっかりと抱きしめてあげて」というメッセージとともに『ずーっとずっとだいすきだよ』を読んで下さいました。
「生きるうえで大切な事は何か」それは絵本が伝えてくれる、ほんとに素晴しい1時間でした。

 昼食時間も後10分で終わり・・・というところでサプライズ!森理事長が 『きつねやぶのまんけはん』を読んで下さいました。
ここでも森理事長ならではの読み方を披露され、最後は絵本の登場人物を指差し「これが私で、これが松本也寿子さん。」驚きと共に、みんながうらやましがったのはいうまでもありません。

 午後からは、福岡4期の山崎 由莉さんの活動報告でした。
 福岡の副支部長も務めて下さっている山崎さんですが、この夏にご主人の転勤があるかもしれないという中でも、講座の企画やたくさんの情報収集と発信は続けられていました。

 続いて松本理事から、「第1歩をふみ出すために」これから講座を行う人の参考になるようアドバイスをいただきました。
福岡の修了生は確かに芦屋や東京と比べると講座数がかなり少ないのです。「最終リポートを見ないで誰かに話して下さい」という宿題が出ました。

誰かに話す機会を作る事を日常的に行うことで講座への営業にもつながりますよね。
とにかく、皆さん始めましょう!

 その後、3グループに分かれてのグループ懇親会でした。
九州の修了生が集まる支部として、これからの活動についての提案や勉強会の内容について語り合う仲間として、一人ではできない事も二人ならできることを再確認しました。

 そして最後に、藤井副理事長の「絵本の存在とは、本の内容を覚えたり道徳や倫理を伝えたりするものではない。空間で感じた人と人との結びつきの記憶を分かちあうためにある。」 というお話が心に残りました。

 交流会を振り返って、今まで個人で読書ボランティアや講師ではない活動は行ってきたけれど、今回の交流会は1歩前進して少しずつですが具体的な活動の話が出て、とても充実した1日でした。

 そしてあらためて「絵本で子育て」センターの活動をPRして、絵本講師とは何かを知ってもらう事が必要だと感じました。 

報告・ 永冨 智子 (福岡3期生・ながとみ・ともこ)



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