|
新潟日報
|
新潟日報(夕刊)
2012年08月11日(土)
月刊 アメカゴさん
アメカゴZOOM 気になるトピックを紹介
絵本の世界を楽しもう!
「新潟の歩き方〜ぶらり散歩」シリーズ、今回は「絵本の世界を楽しもう!」です。
ehon messenger (絵本メッセンジャー)の「ふくちゃん」さんのリポートです。「子どもも大人も楽しめる絵本の世界」を届けるため、保育園や学童クラブなど、さまざまな場所で「絵本らいぶ」を開いてらっしゃいます。いわゆる「絵本の読み聞かせ」とはひと味違って、子どもはもちろん、大人も楽しめるイベントだそうです。夏休み真っただ中、家族ふれあいの機会のひとつとして、皆さんも「絵本の世界」に親しんでみませんか?
ehon messenger「ふくちゃん」です。今日は「子どもも大人も楽しめる絵本の世界」にご案内いたします。絵本というと、一般的には子どもに読んであげる本、子ども向けの本、というイメージがありますが、実はそんなことはありません。子どもも大人も楽しめ、そして親子で楽しめる、とても大事な、親子ふれあいのツールなのです。
子どもたちは大好きなお父さん、お母さんと一緒にいるのがとても好きです。親子で同じ時間を過ごすことが出来る子どもは、とても幸せです。毎晩、お布団の中でお母さんに、そしてお父さんに絵本を読んでもらうことは、子どもたちの成長に、かけがえのない時間となります。
今日は皆さんに、ふくちゃん流の絵本読み聞かせ方法を紹介します。まず「絵本を読んであげよう」などと思わず、大人が絵本を楽しみましょう。大人が読んでも楽しめる絵本はたくさんあります。最初にどの絵本を読めばいいのか分からない時は、ふくちゃんのブログを参考にしてみてください。年齢別や大人が読んでも楽しい絵本がリストになっています。これらはすべて自分が、絵本らいぶで読んだ絵本なのです。子どもだけでなく、大人の皆さんも楽しめる絵本です。
まだ言葉が話せない赤ちゃんは、読んであげても反応をしないことが多いので、読み手としてはつまらないと思うかもしれません。が、お母さん、思い出してください。赤ちゃんに毎日話しかけていましたよね。「おなかがすいたのかな」「おしめよごれたのかな」とか、そんな感じで赤ちゃんに語りかけながら、親子で絵本を楽しみましょう。そして、言葉が分かるようになったら、特に読み方を意識せず、普通に読んでください。
では、いつごろから読めばよいのか―。それは生後3か月ぐらいから読んでください。成長するにつれ、子どもも積極的に楽しむようになるので、反応もしてくれます。こうなればもう、あなたは読み聞かせ名人となります。毎晩一冊でも良いので、親子で楽しみましょう。
次はパパさんの出番です。お父さんに読んでもらえば、それだけで楽しさ倍増となります。お父さんの声はダイナミックで、普通に読んでも迫力があります。おなかの中でお母さんの声を聞いていた赤ちゃんも、お父さんにも読んでもらえばうれしいですよね。
さらに、お父さんに秘訣(ひけつ)を伝授―。絵本の作家さんは、男性のものを選んでみてください。女性の絵本作家さんの絵本は、女性言葉で書いてあることもあり、自分もそうでしたが、お父さんが読むと、少し恥ずかしくなることもあるからです。
これはふくちゃんが実際に感じていることですが、絵本は読み手にも、癒し効果があるようです。常識という世界で生きている大人は、「夢の世界」の絵本を読むことで、リフレッシュできます。行き詰まったかなーと思ったら、楽しい絵本を、声を出して読んでみてください。
子どもと2人で楽しめば、一石二鳥となりますよ。
子どもに「絵本読んでー」と言われたら、今日も楽しい時間の始まりです。
前へ★次へ