心の扉 絵本で開く 大人向けの読み聞かせ会 

タウンニュース小田原版

タウンニュース 小田原版 NO .1694
2014年(平成26年)9月6日(土)号
心の扉 絵本で開く

 大人向けの読み聞かせ会

 「とんちゃんのえほんかい」の看板に誘われて足を踏み入れると、一人の女性を囲み、子どもも大人も真剣に本を眺めているー。
8月24日に行われた、まちなかプチ朝市での一コマだ。
 絵本を読んでいたのは主婦の上甲知子さん(42)。上甲さんは、NPO法人「絵本で子育て」センターが認定する絵本講師の資格を持ち、4年前から、小田原近隣の公民館やカフェなどで読み聞かせを行っている。
 上甲さんが絵本の力に気づいたのは12年前。ママ友に誘われたお話し会で『くりくり』という絵本に夢中になる娘の姿に衝撃を受けた。忙しい毎日で、子どもと向き合う時間を後回しにしてきたことに気づかされ、それ以来毎日の子育てに絵本を取り入れた。
 絵本を読んでいると「自分も解放される」と話す上甲さん。「同じ本でも受け取り方は十人十色。意見を交換し、違う視点に気づいたり、普段は動かない、心のある部分が揺らされたりするのが楽しい」と笑顔を見せる。
「お産」をテーマに女性の読み聞かせ会

 9月15日(月・祝)には「お産」をテーマにした読み聞かせ会が、市内柳新田のコーヒー&アトリエかくれんぼで行われる。上甲さんが「いのち」を描いた絵本を朗読後は、参加者によるフリートークの時間あり。出産経験者や妊婦、未経験者でも参加可能。時間は午後1時半から3時。希望者は要申し込み(女性のみ、4人まで。)費用は500円と1品オーダーのこと。上甲さんは「お産の経験を語る場はあまりないもの。女性同士で気兼ねなく語り合いましょう」と参加を呼びかけている。
問い合せ 090・6511・4547上甲さん。


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