
『おひさまがいっぱい』 (童心社) |
子どもは大人が忘れていたこと、見えなかったことなど、いろいろなことを教えてくれるんですよね。(それも、押しつけがましくなく、頭ごなしでなく、すんなりと)
自然を楽しむ中での新発見、驚きや感動体験は、「なぜ?」「どうして?」と疑問や探究心にもつながります。子どもたちは本来「もっと知りたい」があふれています。でも今の子どもたちは、もっと知りたいと思う間もなく、次から次に情報を浴びていて、好奇心を持つ間もないようです。映像や電子音声に邪魔されない、考えたり感じたりする自分の時間が、疑問をもったり、情報や知識を智恵に昇華させてもくれるのではないでしょうか。「ちょっと待って」と前のページを再確認したり、好きなページを繰返し見たり、絵本の時間はその子のペースで体験することができます。 |