『ぼく、ひとりでいけるよ』 (偕成社) |
今までとは違う環境の中に向かう節目として、卒園卒業・入園入学を経験する子どもたち。その心の中は、新しい友だちや担任の先生への期待や不安、緊張でいっぱいなのではないでしょうか。初めての子どもが入園入学する親ならば、親子で緊張しているかもしれませんね。
『ぼく、ひとりでいけるよ』(リリアン・ムーア/作、ジョーヤ・フィアメンギ/絵、神宮輝夫/訳、偕成社)あらいぐまのリトル・ラクーンは、生まれて初めての経験にいくつも出会い、それを乗り越えて成長していきます。その時おかあさんは、リトル・ラクーンを信じ、優しく見守ります。
子どもが親の手を離れて一人で出掛ける。それは、子どもにとっても親にとっても、期待と不安が交互に押し寄せてくることかもしれません。でも、子どもの力を信じて暖かく見守っていけるように、親である私たちも子どもとともに成長していきたいですね。 |