『カラフル』(森絵都作/理論社)はいかがでしょう。いいかげんな天使が、一度死んだはずのぼくに言った。「おめでとうございます。抽選にあたりました!」ありがたくも、他人の体にホームステイすることになるという。前世の記憶もないまま下界生活にまいもどり……。気がつくと、ぼくは小林真だった。軽めで楽しいけれど、ちょっとだけ考えさせられる本です。
『エパミナンダス(愛蔵版おはなしのろうそく1)』(東京子ども図書館編・発行)で親子で笑い転げるのもいいですね。想像してみてください。とても暑い日に、できたてバターを頭にのせて運んできたらどうなる? とけたバターが頭からたれてきて……。
頭の中で本の世界を体験するのって、どんな気分? ちょっとでもイメージできたなら、きっといろんな本を楽しめますよ。まずはなじみのあるジャンルから挑戦してみてください。
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『カラフル』 (理論社)
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