私の絵本体験記
「絵本フォーラム」45号(2006年03.10)より
絵本と出会えて感謝!!
町屋 智子さん(山形県山形市)

写真  私が読み聞かせを始めたのは、息子が3カ月のころでした。といっても、当時は持っていた数冊の絵本を夜寝る前にという程度でしたが、それでも読み聞かせをしてあげていることに満足していました。
 息子が7カ月になったころ、ほるぷフォーラムを知り、絵本は「質・量」が大切だということを教わりました。私自身、子どものころからあまり本は好きではなかったし、母に読んでもらった記憶もありませんでした。ですから、絵本のことは全くわからなかったのですが、お話を聞いて共感し、息子のためにと申し込みました。一瞬、主人に相談しようか迷ったのですが……。本が届き、主人に話したところ、「図書館を利用すればいいのに、どうして買う必要があるのか!!」とおしかりを受けました。
 あれから2年、絵本も少しずつ増え、たくさんの絵本のある生活が当たり前になりました。息子への読み聞かせも、私が思うほど聞いてもらえず悩んだりした時期もありましたが、毎日続けることで、今では『モチモチの木』などの少し長いお話も聞けるようになりました。また、『つかんだつかんだ』や『ジョンのたんじょうび』など、私にはどこがおもしろいのだろうと思うような絵本も大好きで、よく読んでいます。
 『ほるぷこども図書館』の幅広いジャンルの絵本に触れ、たくさんのことを感じながら成長できるのは幸せです。私自身、子どものころに出会えなかった絵本と生活することで、読み聞かせとはこんなにも人を優しくさせてくれるものかと、幸せな気分になるのです(私も子どものころに出会いたかった!!)。
 これからも読み聞かせを続けていき、親子のきずなを深めたいと思います。あのとき、主人の反対にもめげず、『ほるぷこども図書館』を購入して本当によかったです。
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