第 4 期「絵本講師・養成講座」東京会場の閉講式が 3 月 22 日（土）、東京・新宿区の飯田橋レインボービルで行われました。

　 この日は、東京でソメイヨシノの開花が確認され、　会場の目の前にある外堀公園土手の桜並木もうっすらピンクに色づき、一年間の学びを終える４期生を祝福してくれているようでした。

　 会場入りする皆さんは無事に最終日を迎えることと、 2 か月ぶりの再会の喜びにお話も弾んでいます。お互いにリポート作成の労を語りあったり近況報告をされていました。

　 閉講式が始まると、まずはＮＰＯ法人「絵本で子育て」センターの森ゆり子理事長より、各グループの代表者へ修了証書が授与されました。

　 一年間の学びを終え、清々しい表情を浮かべる修了生に向けて「開講式のときに比べ、皆さんのお顔がとても美しくなりましたね。学ぶことの素晴らしさを実感していただいたと思います。一年間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました」との理事長からのメッセージには会場内に温かな笑顔が広がりました。

　 続く、藤井専任講師による全体講評では、修了リポートを踏まえ絵本講座では体験を交え自分の言葉で語ることや、聴いてくださる方の心に寄り添う姿勢が大切だ、というお話がありました。

　 現代の子育て環境や家族の在り方についても言及され、絵本講座や絵本講師の社会的意義を再確認することができました。

　 次に芦屋２期生の岡部雅子さんより、祝辞と「はばたきの会」の活動内容や会報誌についての説明がありました。

　 志をともにする仲間と情報を共有し、お互いに交流していくことは、活動していく上で励みになり心の支えになります、入会してともに頑張っていきましょうとのことでした。

　 東京３期生の木下京子さんは、保育士というお立場から、絵本で子育てについてのお話と、絵本講師としてスタートラインに立った修了生に向けて温かな励ましの言葉が贈られました。

　 関東地区理事の山中光江さんは、ここで学んだことを今できることから少しずつでも伝えていってほしいということ、そして養成講座のことを友人知人に紹介していただき、全国に絵本講師の輪が広がることを願っているというお話がありました。

　 来賓のラボ教育センターの中尾等様、岩崎書店の籠宮敏治様からは、心をこめて絵本を読むということについて、読んでくれる大人との心の絆などについてのお話をいただくとともに、絵本講師活動への期待を述べていただきました。

　 そして、東京 3 期生の黒岩真水子さんより講師の方々や協賛出版社から届いた祝電の披露があり、閉講式は終了しました。

　 休憩と記念撮影のあと、岩崎書店の籠宮様の乾杯の音頭とともに懇親茶話会が始まりました。

　 各グループの代表者のスピーチでは、養成講座への感想や今後の目標、どんな一年だったのかなど思い思いに語られました。
　 この一年の間に、結婚された方や、妊娠された方、出産された方など、東京 4 期生は幸せな話題で賑やかです。

　できるだけ多くの方にお話していただこうということで、予告なしに指名して、前に出てスピーチしていただいたのですが、どの方も、話の内容が素晴らしく、堂々と語られるお姿に感心しました。

　 また、賛助会員や第 5 期養成講座の特別聴講生、名刺や HP の自己紹介文の申込も多く、修了生の学びの意識の高さと意欲が強く感じられました。

　 約 2 時間の懇親会の間に、グループメンバー内だけでなく、修了生全体の交流が広がったようで、写真撮影や連絡先の交換などがあちらこちらで見られました。
　 絵本でつながり、ともに学びあった仲間が、今後かけがえのない友になるかもかもしれません。

　 一年間お疲れ様でした。そして、学んだことをそれぞれの地域に還元し、ご活躍されることを願っています。
　 修了生の方々の笑顔に、いつかまたお会いできるのを楽しみにしています。