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報告者
鈴木くみ氏
芦屋10期生
鈴木 くみ
開講式   〜 絵本について 〜
2014年3月15日(土) ラポルテホール
主催:NPO法人「絵本で子育て」センター  共催:ほるぷフォーラム社
協賛:岩崎書店・偕成社・金の星社・こぐま社・鈴木出版・童心社・福音館書店・ほるぷ出版・理論社

 第11期「絵本講師・養成講座」芦屋会場は3月15日、ラポルテホール3階特設会場において開催されました。
ごあいさつ 理事長 森ゆり子 「こんにちは」「おはようございます」と気持ちのよいあいさつがとびかっていました。事務局・加藤美帆様の司会でなごやかな雰囲気の中、60名の受講者と8名の特別聴講生が集いました。主催者を代表して森ゆり子理事長のごあいさつがありました。
森ゆり子理事長の夢は、「街を歩けば絵本講師にあたることです」と話され、絵本で子育てをするすばらしさを皆さんに伝えていただきたいとも話されました。
そして、学びを重ねていくごとに美しく若々しく輝きに満ちあふれた姿とお顔になっていかれた11期受講生の先輩にあたる特別聴講生を紹介されました。
祝辞 星野めぐみさま 続いて、星野めぐみ様(芦屋8期・絵本講師)、

祝辞 澤美代子氏澤美代子様(東京8期・絵本講師)、

 

 

 

大長咲子さま

大長咲子様(理事・「絵本講師の会」(はばたきの会副会長)より祝辞をいただきました。

 

 

祝辞 こぐま社社長吉井康文さま
最後に、こぐま社社長吉井康文様より祝辞をいただきました。氏は、20年ぶりに復刊された絵本『あかべこのおはなし』(こぐま社)の読み聞かせをしてくださいました。
この絵本はリトグラフで作られており、何ともいえない色合いがすてきだ、とお話しされました。「子どもたちは、絵を読みます。その子どもたちの力は真似ができません。
私たち大人も絵を読むことができるその子どもたちの力に気づいてほしい」ともお話になりました。

グループワーク風景開講式のあと、グループワークに入っていきます。特別聴講生もオブザーバーとして、一年間ともに学んでいきます。グループごと自己紹介があり、リーダー・副リーダーを決めていきます。グループごとに昼食を摂り、午後はむの たけじ先生の記念講演へと進んでいきました。

先生の第一声は、「戦争を殺すために生きている!」。平和を口にするのは簡単なことだけど、戦争を経験したジャーナリストとしての魂の叫びともいえる力強い言葉に感動しました。
「できるだけ長生きしてください。長生きするといいよ」。いろいろな経験ができるのは、それは長生きしたから。長生きしているからこそ幼児の問題を考えることができる。人間と人間の絆をもう一度考えることができる。人間の絆を再度考えてほしい、多くの命を失わせた戦争の時代を生き、100歳を生きてこられた先生の言葉に、生きることの深い意味と喜びを感じます。「自分の命と生き方には誇りと責任を持たなければならない」。私たち一人ひとりが自分を大切にし、真の意味で生きるために、かけがえのない自分の命と生き方を見つめむにたけじ先生直すきっかけを与えてくださった言葉です。
「人生は死ぬときが『てっぺん』。死ぬときが本当に人生の『てっぺん』である」「男と女が仲良くすることが、世界平和に結びついている」。
こんなふうに思えたら、きっと世界中の家庭が幸せになり、子どもたちの笑顔がいっぱいになるでしょう。私は先生が会場に車イスで入って来られた時は、驚きましたが、「昨日ホテルでこけちゃった」と大きな声でいわれました。その大きくてお元気な言葉に少し安心しましたが、先生の一日も早いご快復をお祈りしております。
藤井勇市専任講師


記念講演の後は、「絵本講師・養成講座」の学び方について、藤井勇市専任講師からのお話がありました。
@学ぶことのすばらしさAグループワークでの新しいご縁B課題に沿ってのリポートについてのお話がありました。

午後からグループワークへと入りました。100歳近いむの先生のお話が聴ける幸せ、社会と絵本の結びつきの大切さ。そして、「平和だからこそ、今絵本の話ができる。自由に絵本が流通する時代はとてもよい時代ではないか」。だがしかし「平和なフリをしているだけではないか」、などの意見が飛び交いました。「いろいろな絵本を知る。心を知る。私はこんな役割をしているのよ」「ぼくはこんな役割があるのよ」と絵本が叫んでいると感じたなどのお話が出て終始なごやかで話しやすい雰囲気でグループワークは進み、終了しました。


「次回、2014年4月26日(土)を楽しみにしています」との受講生の皆さんの言葉に、私たちも素晴らしい出会いに感謝して、第1回を終了することができました。(すずき・くみ)

第11期「絵本講師・養成講座」
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