第15期「絵本講師・養成講座」東京会場の閉講式が2019年3月23日（土）、飯田橋レインボービルにて開催されました。

　修了証書の授与では、皆さまとても晴れ晴れしい笑顔をのぞかせていました。
森ゆり子理事長からは、「開講式のときより、とても素敵でチャーミングなお顔になられましたね。虐待の多い今、生の声をしっかり子どもに届けるような環境作りを絵本を通して行えるよう、絵本講師の仲間を増やしていきましょう」との言葉がありました。

　 次に、藤井勇市専任講師から、「真摯に課題に取り組まれている姿勢が好感でした。『絵本の旅』はここからが本当のスタートです」と全体講評がありました。

　つづいて童心社の後藤修平様から「1年間学べたことは自身の宝となります。これからの活動はSNSとは真逆で、目の前の人に伝えていくことで、融和に繋がり、日本中、世界中に大きく広がってほしいですね」とのご祝辞をいただきました。

　また、太陽出版の籠宮敏治様からは、「絵本講師・養成講座で得た、新しい仲間の輪を大切にして今後に繋げていってください」とのお言葉を頂戴し、批評家 エッセイストである飫肥糺様には「学び続け、今のひどい世間を自分で感じた上で、絵本を届けていってほしいですね、絵本は万人に！そんな存在です」とのご祝辞をいただきました。

　 その後、小田由美さん（芦屋9期）より、絵本講師の会についての案内がありました。

　 午後には、記念講演として、画家、絵本作家である梅田俊作氏より「絵本で生きる」と題してご講演いただいました。『あんちゃんの田んぼ』の読み聞かせから始まり、絵本を作るときには誰に贈るものか決めているということや、子どもの頃の想い出をストーリーにしているんだということを教えていただきました。また、絵本づくりを通してたくさんの子どもたちと交流を行い、その変化をみてきたとのこと。心を豊かにする絵本の時間の大切さについても学ぶことができました。

　その後、全体の記念撮影を行い、会場は楽しい茶話会へとうつりました。茶話会では、この養成講座を受けようとした理由や、この一年どうだったのかなどの仲間の話に耳を傾けながら、グループを超え和やかな時間が過ぎていきました。

15期のパワー溢れる新たな絵本講師の皆さまの今後のご活躍に期待したいと思います。（きむら・ゆか）

（きむら・ゆか）　

(東京会場第6編　会場スタッフ）