第16期絵本講師養成講座

報告者
浅越 佐知子
芦屋7期
浅越 佐知子
第6編 〜 私の絵本講座の発表 〜
2019年02月22日(土)CIVI研修センター新大阪
主催:NPO法人「絵本で子育て」センター
協賛:アリス館・岩崎書店・偕成社・金の星社・こぐま社・鈴木出版・童心社・福音館書店

第16期「絵本講師・養成講座」

 

「絵本講師」羽ばたきの日 学びは続きます

 第16期「絵本講師・養成講座」大阪会場の閉講式が2月22日(土)、CIVI研修センター新大阪東で開催されました。まず初めに森ゆり子理事長からグループごとに修了証書が授与されました。たくさんの拍手を受け、笑顔いっぱいの受講生の皆さんがとても素敵でした。理事長は、1年間の受講生の取り組みを讃えられた後「絵本の力、可能性、絵本で子育てする楽しさを生の声で伝え、子どもたちの日々の環境が良くなるように絵本講師として一緒に活動していきましょう」と挨拶されました。

 藤井勇市専任講師からは、「最終リポートは皆さん真剣に取り組まれていた」と全体講評があり、「絵本講師としての活動にあたっては、教えるのではなく一緒に考える講座を。そして相手への畏怖と敬意を忘れてはいけない」と話されました。

松岡 素万子 続いて、松岡素万子様(芦屋15期)から、ご自分が養成講座を受講されていた時の最終リポートが現在講座をするときにとても役立っていること。そして「学んだ事を言葉として伝えられることの素晴らしさも感じています」とご祝辞をいただきました。また「絵本講師の会」副会長の池田加津子様(芦屋2期)からは「修了リポートとテキスト5冊は自分の宝物、絵本講師として自分自身で見て聴いて感じたことをご自分の言葉で伝えたいですね」と修了生にエールを送られました。最後に岩崎書店 元吉崇夫様からは「絵本は子どもだけでなく大人にも響く素敵なことばがあり、絵本を必要とされている方々に届けてほしい」と祝辞をいただきました。またご自身がお母様に今までの感謝のことばがなかなか言えず、『ラブ・ユー・フォーエバー』(ロバート・マンチ/作、乃木りか/訳、梅田俊作/絵、岩崎書店)「どんなときも ぼくがいきているかぎり あなたはずっとぼくのおかあさん」ということばをいつかプレゼントしたいとお話しされました。その後、小田由美さん(芦屋9期)から「絵本講師の会」(はばたきの会)の説明があり、休憩時間に早速入会手続きをされる方がたくさんおられました。

梅田 俊作 氏 午後は、記念講演として梅田俊作先生に『絵本で生きる』と題してご講演いただきました。いじめ問題と向き合われて創られた『しらんぷり』(梅田俊作・佳子/作、ポプラ社)では様々な読者と交流があったこと、現在お孫さんとの関わりの中で、子どものまっすぐな気持ち、素直な心を活かしてあげるには大人も共に学んでいくことが大切であると気づかされたとお話しされました。梅田先生のお嬢様が子どものころに描かれた絵本を紹介してくださり、「子どもの力を信じること、生きることに敏感な目を持つ子どもたち、子育てに頑張っているお母さんたちに絵本を届け一緒に応援していきましょう」と語ってくださいました。

 その後、記念撮影を行い、懇親茶話会に。受講生からは「グループワークが楽しかった」 「絵本を色々な角度から見る楽しさを知った」などの感想があり、グループを超えたとても賑やかな時間が過ぎました。16期の皆さまの晴れやかなお顔を拝見し、新たな絵本講師の仲間を迎えたことを心から嬉しく思いました。
(あさこし・さちこ)

(あさこし・さちこ) 浅越 佐知子


安達 光生
(前回大阪会場第5編の会場風景)

第16期「絵本講師・養成講座」
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