2026年4月25(土)

第23期「絵本講師・養成講座」大阪会場が2026年4月25日(土)、CIVI研修センター新大阪東にて開講されました。心地よい陽気の中、受講生の皆さんをお迎えし、後藤 純子さん(芦屋4期)の司会で開講式が始まりました。



初めに、森ゆり子理事長より、「全国どこでも街を歩けば絵本講師に会えるというくらいにしたい」、「現代の子どもたちを取りまく環境」、「絵本で子育てをする大切さ」、「絵本講師の必要性」についてお話がありました。池田加津子理事(芦屋3期生)からの祝辞では、講座を通して得られる絵本や子育てに関する知識と、その大切さについてのお話があり、受講生の皆さんの興味をさらに高めるようなお話をいただきました。わたくし筒井 登(東京17期 絵本講師)からは、講座の中のお話は、全て「絵本で子育て」につながり、その言葉の本質に触れる大切な学びになることを、受講生の皆さんへのメッセージとして贈りました。


栗栖 史江様(大阪樟蔭女子大学児童教育学部准教授)からのご祝辞では、ご自身の学びのことや子育て経験のお話を交えて、絵本のすばらしさと、これから新たな一歩を踏み出す受講生の皆さんへのエールを込めたメッセージをいただきました。天野 光子様(どんぐり文庫主催)からのご祝辞では、ご夫妻で歩んでこられた私設図書館(どんぐり文庫)の楽しいお話と、娘さんが絵本を持つ懐かしい写真に込められた想い、今は、お孫さんと運営しておられるという、温かいお話をお伺いしました。


午後は、アーサー・ビナード氏の記念講演(演題:「ご覧のスポンサーの提供で? ~絵本の宣伝の不思議な関係~」)です。ご自身の日本語との出会い、自分の名前や『はらぺこあおむし』のお話を通して、日本語の面白さについて語られました。また、『ダンデライオン』( ドン・フリーマン/作・絵、アーサービナード/訳、福音館書店)という作品を通して氏が感じた、“広告を浴びることで自分を見失う”という感覚と、現代の「プロパガンダ」による影響の大きさや怖さについて語られました。戦時中に子どもたちに読まれていた国策紙芝居『がんばれこすずめ』(高橋五山/作、全甲社紙芝居刊行会)を読まれ、今目にしているニュースなどは真実かどうか(プロパガンダを“見せられている”のはないか)という感覚を持つことや、自分で考え真実を見抜くことの大切さについて語られました。それは、私たち絵本講師や子どもを育て支える大人たちへの大切なメッセージだと感じました。

続いて、大長咲子副理事長(芦屋1期)から、当講座の学び方についてのお話がありました。読み聞かせを通して家庭に言葉を取り戻す、リアルな人間関係を取り戻すことの大切さを再認識しました。
グループワークでは、リーダーやサブリーダーの選出から、本日の講座の感想や課題に関する質問など、皆さんがとても熱心に会話されているのが印象的で、皆さんの“熱い想い”を感じられた素晴らしい開講式となりました。(つつい・のぼる)

