2025年度 第2回「絵本講師の会(はばたきの会)」全国合同交流会

2025年10月5日(日CIVI研修センター新大阪東


もっとも大切なことは心を育てること

全体風景
全体風景

池田 加津子

2025年度 第2回 絵本講師の会(はばたきの会)合同交流会が105()CIVI研修センター新大阪東にて開催されました。秋雨の残るあいにくの天気となりましたが、およそ50名の絵本講師が集い池田加津子理事(芦屋2期)の司会で交流会がスタートしました。

森 ゆり子
森 ゆり子

はじめに森ゆり子理事長の挨拶から。「絵本で子育て」センターの絵本講師は、絵本が“絶対”であると言っているのではなく、絵本が子育ての強い味方になってくれることをお伝えしている。伝え方は講師ごとに方法があり、互いにそれを尊重すべきである。絵本の豊かな言葉が豊かな心を育てる。心を育てることが人にとってもっとも大切なことである、と話されました。参加者全員が絵本講師としての活動の原点に立ちかえることができる機会となりました。

 

次に、本日の参加者全員の自己紹介と支部の紹介です。3人の講師仲間が集まれば支部を結成できることや各支部の活動の内容が伝えられました。

 

栗本 優香
栗本 優香

続いて、栗本優香さん(芦屋8期)が子育て真最中であった頃を振り返った絵本講座「図書館と歩む私の子育て」の講演です。親子で図書館に通うことで、子どもと共に学び、社会性を身につけることができた。子どもの成長と共に変化する本選びについて。図書館は本を借りるだけの場所ではないことを、具体的なエピソードを交えお話ししてくださいました。また講演中の「(我が家に)絵本をお迎えする」という素敵な言葉が参加者の心を捉え、とても感動的な講座となりました。

藤井 勇市
藤井 勇市

午前の部の締めは、藤井勇市顧問による恒例の時事放談です。はじめに「これから伝えることは私見であり、疑問に思うことは自ら調べることが大切です」と前置きされ、・スマホは見ているのではなく、スマホからあなたが見られている・プライバシーは隠すものではなく守るもの・関西万博の本当の目的はカジノ誘致、など様々な視点から出来事を捉えることの大切さをお話しくださいました。

後藤 修平氏
後藤 修平氏

午後からは童心社の後藤修平社長による「紙芝居」についての講演と実演が行われました。「絵本と紙芝居」の違いや作品には深い哲学があること。絵本と紙芝居は車の両輪のようなものであることなどをお話しくださいました。

また、実演のアドバイスとして・立ち位置は舞台の斜め後ろ・文章の暗記や大袈裟なジェスチャーは不要・差し込む時に脚本は読まないなど他にも多くのポイントを教えてくださいました。

 

そして、紙芝居の歴史や、童心社は元々紙芝居の会社として創業したこと。紙芝居はまだまだ知られていない。などユーモアも交えながらの講演に参加者からの笑い声が絶えない楽しい学びの時間となりました。

 



最後はグループワークです。今日学んだことの振り返りや、日頃の活動における相談ごとなどグループごとに様々テーマで話し合いがなされました。

 

 

大長 咲子

交流会の最後は大長咲子副理事長による挨拶です。副理事長からは、仲間をもっと増やすためにも、2026年度の第23期「絵本講師・養成講座」の受講者募集に

ご協力してほしい、と呼びかけがありました。

 

 

第2回 絵本講師の会(はばたきの会)全国合同交流会交流会リポート 根本裕子(芦屋17期生)