『ばいばい』を読んでもらっている子どものしぐさ、そのかわいさに、読み手の心はとろけそうになってきます。その自然のかわいさが大人の心をいやしてくれます。乳幼児期の子どものかわいさは一生分の親孝行に値すると言われるゆえんです。かわいい盛りの時期をお母さんも大いに満喫しておいてください。じきに反抗期を迎えます。そのとき、乳幼児期の子どものかわいさを心に刻みつけているお母さんは、そうでないお母さんに比べて、より大きな心の余裕を持てるのではないかと思います。子どもと同じように、お母さんにも楽しい思い出がいっぱい必要なのです。
子どもに「あなたがいるから、お母さんは幸せよ」「みんな、あなたが大好きよ」「楽しいことがいっぱいあるよ」と伝えることのできる本があります。『ちびゴリラのちびちび』(ルース・ボーンスタイン/作、岩田みみ/訳、ほるぷ出版)。愛された思い出こそ、親が子どもに贈ることのできる、何ものにもかえられない宝物になるでしょう。
|
『ちびゴリラのちびちび』 (ほるぷ出版)
|